産後に骨盤が歪むのはどうして?

妊娠中を含め、産後は骨盤が歪みやすいと言われています。 妊娠中から産後6ヶ月頃までリラキシンという女性ホルモンが分泌されます。 リラキシンは子宮弛緩因子と呼ばれており、妊娠期の黄体及び胎盤より分泌されるホルモンで、骨盤周囲の靭帯や筋肉を緩め、赤ちゃんが産道通りやすいように広げる作用があります。 主に恥骨結合(左右の恥骨の合わさっている軟骨部分)を緩めると考えられており、恥骨結合以外にも全身の靭帯や筋肉を緩める作用があると言われています。 これにより恥骨結合や仙腸関節への負担が増加し、腰骨盤痛が発生しやすくなると考えられます。 40週の時の胎児の頭の大きさは直径約10センチといわれています。 産道をスムーズに通れるように、お母さんの体は妊娠中からホルモンを出し準備をしています。