猫背骨盤前型

猫背骨盤前型は骨盤が後ろに倒れながら前に変位してバランスを保っている姿勢です。
筋力を使わず、靭帯で支える姿勢なので筋肉が機能しづらくなり、スポーツ障害を起こしやすい姿勢です。
デスクワークの姿勢(浅く腰掛けて背もたれを使い、頭を前に出す)が原因になりやすいため、現代人に最も多く起こりやすい姿勢です。

起こりやすい痛み

  • ・変形性脊椎症
  • ・椎間関節障害
  • ・ぎっくり腰
  • ・腱板損傷
  • ・変形性関節症
  • ・足部外反(扁平足)
  • ・スポーツ障害

効果的なストレッチ

・ハムストリングス

長座に座りタオルを片方の足の裏に引っ掛けます。
仰向けになるように後ろに体を倒しながらタオルをかけた足をゆっくり足をあげます。
出来るだけ膝を曲げず、タオルを引っ張って太もも裏を伸ばします。

効果的なエクササイズ

蹲踞(そんきょ)

背筋を伸ばして立ち、つま先を45度ずつ外に開きます。
足を床につけたまま、両足のかかとをあげます。
背筋を伸ばしたまま、お腹に力を入れて腰を落としていきます。
お尻にかかとがつくまでしっかり腰を落とし、5秒キープします。
(股関節と膝を開き、骨盤に重心を乗せる気持ちで)
5秒キープしたらゆっくり腰を上げましょう。

ワイドスクワット

肩幅よりさらに足を開き、つま先と膝がまっすぐ同じ方向を向くように立ちます。
膝と爪先の向きに注意をしながら股関節からしゃがんでいき、ゆっくり元の姿勢に戻ります。
背中が丸まらないように腹筋を意識しましょう。

効果的な立ち方

かかと重心

かかとに重心がのっていると、脛の骨に体重がかかるので、負担が少なくなります。
つま先に重心があると、脛の骨にまっすぐ乗ることができないので、足が不安定な状態になります。
立つときは膝を柔らかくお尻を締めるよう立ち、足の裏全体をしっかり床につけ、重心をかかと側に移動できるようにしましょう。